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匂いを嗅ぐ心理からわかるものとは?嗅覚の不思議

      2016/02/27

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どうもkogetoraです。

今日は匂いを嗅ぐという行動を考えていきたいと思います。

このブログで何度もお話していますが、私は現在犬を飼っており、また恥ずかしながらとても溺愛しております。

クンクン犬

そんなウチの愛犬ですが、いつも鼻をヒクヒク・クンクンさせて辺りの匂いを嗅いでいます。犬は人より視覚能力が劣る分、人の何百倍も嗅覚が優れています。彼らからすると嗅覚や聴覚が自分の身を守る為、生きる為には必要な器官ですが、私達人間の場合ではどうでしょうか。

私達人間は視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚という五感がバランスよく機能していると考えられていますが、私自身その器官の役割についてあまり深く考えた事はなく、当たり前に過ごしてきました。

今回は人の嗅覚にスポットを当てますが、嗅覚の全てを語るわけではなく、簡単な嗅覚の役割と人が匂いを嗅ぐ行動心理についてお話していきたいと思います。

それではいきましょう。

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人の嗅覚・匂いを嗅ぐという行動の意味と効果

まずは嗅覚についてお話していきますね。

嗅覚は人の本能に近い感覚

最初は少し難しい単語が並びますが、参考程度に覚えてみてください。

まずは嗅覚とは鼻の中の鼻腔(びくう)と呼ばれる空間の上部(目の裏側あたり)にある嗅上皮(きゅうじょうひ)という部分で感じ取ります。

脳構造(嗅覚)

嗅上皮には嗅細胞(きゅさいぼう)と呼ばれる細胞があり、ここで脳へ伝える為の信号を作り出します。そしてその信号が嗅神経を伝わり、情報処理を行う扁桃体(へんとうたい)や海馬(かいば)といった大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)へと送られます

……なんのことやらという感じでしょうか?

この内容をお伝えしたのは、嗅覚は他の器官と比べて脳へのアクセスが直接的だとお伝えしたかったからであり、要は匂いは直接脳に届く作用があるという事です。

また、海馬等は脳の短期記憶に関係し、そこで何らかの理由で必要な記憶だと判断された場合は大脳新皮質へと情報が送られ、長期記憶として保存されます嗅覚が他の視覚や触覚等と比べて記憶として残りやすい理由は、脳との距離やアクセス方法が関係しているのかもしれませんね。

記憶の詳しい内容は下記の以前のお話を参考にしてみてください。

忘れない方法と忘れる方法

それでは次は、上記の内容を踏まえた実際の嗅覚の作用について考えていきます。

記憶を呼び起こす心理現象とその効果とは

上記の嗅覚の説明で嗅覚が記憶されやすいという事がわかりましたが、その記憶に残りやすいという現象が記憶のフラッシュバックに影響する事がわかりました。

記憶のフラッシュバック・プルースト効果とは?

記憶のフラッシュバックとは匂いを嗅ぐ、物をわう等をした際に昔の記憶が呼び覚まされる現象を指します。

「この味は昔幼稚園での運動会で食べたおばあちゃんのお弁当の味だ」や、「この香りは、彼と付き合ったばかりの頃に入った喫茶店で飲んだ紅茶の香りだ」等です。

オシャレカフェ

匂いを嗅ぐ度にこの現象が起きていたら大変ですが、記憶に残っている物に関しては匂いや味から昔の記憶が突然呼び起こされる事があり、この現象の事をフランスの文豪から取りプルースト現象と言います。

五感の中でも特に脳へのアクセスが良い嗅覚はこの現象が起こりやすいと言われていますが、どんな匂いでも覚えているという訳ではありません。

 

また少し複雑な話になるのですが、嗅覚は脳へアクセスは良いのですが、行き着く先は海馬や扁桃体の大脳辺縁系です。ここでの記憶は短期記憶といって何年も記憶される訳ではありません。

上記のプルースト現象が起こる記憶は長期記憶であり、それは海馬へ伝わった情報が大脳新皮質へと送られる必要があります。

では長期記憶される為にはどうすれば良いかというと、大脳新皮質へのアクセス許可を得る必要があります。その許可とは、脳が長期記憶する必要があると判断されるかどうかです。これには様々な方法がありますが、繰り返し記憶する事やインパクトを受ける等が効果的と考えられています。

その為、嗅覚でのプルースト現象で考えられる例としては、心に残る記憶をした場合が多いと考えられ、「彼と付き合ったばかりの頃に入った喫茶店で飲んだ紅茶の香り」では、付き合って間もない頃にドキドキしながら感じたインパクトや感情の強さが記憶に残ったと考えられます。

オシャレ紅茶

呼び覚まされる記憶は良いものばかりでは無いかもしれませんが、とても興味深い事だと思いませんか?

この嗅覚の感覚・記憶は様々な事にも利用できる可能性があり、恋愛に関して言えば自分を相手に印象付ける事にも効果が期待できそうです。

相手へのプレゼント意識づけしたい時等に香りをつける事により記憶に残す事ができるかもしれません。これはインパクトと繰り返しを併用するとより効果的で、いつもアナタに会うとこの香りがする等の記憶が彼の中に残り、ふとその匂いを何処かで嗅いだ瞬間、アナタとのやり取りを思い出すという効果です。

この効果を上手に使うことで、自分を相手に意識させる事ができ恋愛成就にも一役買ってくれるかもしれませんな。

只、注意して頂きたいのが、記憶には良い記憶だけが残る訳ではありません。あの「しつこい人の匂いだ」「私の嫌いな匂いだ」等、逆効果にならないよう相手の反応も大事にしましょうね。

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匂いを嗅ぐ癖が意味する事とは?

世の中には様々な人がいますが、自分の匂い、人の匂い、くさい臭い、いい匂い等、無意識に嗅いだり、嗅ぎたくなったりする事があるそうです。

自分自身の匂いを嗅ぐ場合

自分の状況の確認と安心感です。

状況の確認とは、身体に異常がないかという事と周囲への影響を気にしており、まわりの人への配慮という観点も含まれているようです。

もう1つは安心感ですが、これは動物で言うマーキングに近く、自分自身の匂いを嗅ぐことで自分のテリトリーを意識出来る為、心が休まるのだそうです。小さい頃に好きな毛布やぬいぐるみ、おもちゃを手放さず持ち続けている人もいたと思いますが、その時には自分の匂いが定着した物を持つことで安心する為だと考えられます。

また、自分自身の匂いを極端に気にする人は嗅覚と脳の関係から本能的な人間だと考えられ、考え方等も本能的、衝動的、感覚的になる傾向があるそうです。

人の匂いを気にする場合

恋人同士

この場合は恋人や家族の匂いについてお話しますが、これもまた安心感に繋がるそうです。

悪く言えば自分の物という感覚、恋人の場合は「この匂いは自分の恋人の匂いだ」と認識したい為。

良く言えば愛情を感じる為、「この匂いは自分の愛する人・愛する子供の匂いだ」と認識したい為です。

言っている事は似たような事ですが、想像次第では少し怖いですよね。ただどちらも本能的に安心感を得たいという事ですので、交際している相手や家族であれば危害が及ぶ事は無いでしょう。

気をつけたいのはよく知らない相手から匂いを気にされる場合ですね。いい匂いだなーというだけならまだ良いですが、親しくもない相手では只の迷惑行為ですので注意したいです。

 

いかがでしたでしょうか

嗅覚という器官はまだまだ解明されていない事がたくさんあり、これから色んな事が解ることで今回の恋愛だけではなく、色んな事に活用できると良いですよね!

それではまた

kogetora

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