健康な身体と豊かな心で幸せになる学習書 焦げた虎の巻

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上手く笑えない理由とは、表情が気になる症状・笑顔恐怖症とは

      2016/07/24

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どうもkogetoraです。

 

今日も先日からの続き、対人恐怖症・SAD(社会不安障害)についてお話していきたいと思います。

以前の記事では

電話できない、でたくない症状・電話恐怖症とは

視線を感じる事が恐い症状・視線恐怖症とは

人と雑談するのが苦手、恐いと思う原因と対処法とは

目をそらす、相手の目を見て話せない症状・正視恐怖症とは

顔が赤くなる症状・赤面症とは

自分の顔が嫌い、外見に違和感を感じる症状・身体醜形障害とは」というお話をしました。

まだご覧になっていない方は是非参考にしてみてください。

 

さて、今日お話する症状は「表情」に関する恐怖症です。

表情というのは怒り、悲しみ、喜び、驚き、不安、嫌悪を「」が感じた時に感覚的に顔に現れる現象の事です。

 

そもそも表情というのは主に人間にのみ備わった能力だという事はご存知でしょうか?

人には表情筋というものがあり、生まれながらにして誰かに教わることもなく表情を使い分けることが出来るのです。

笑う赤ちゃん

最近では犬や猫の写真等で笑顔に見えるものもございますが、多くの場合は飼い主さんの表情を真似ていたり、表情を作った際に飼い主さんが喜んだことを記憶して行っている事が多いんです。

笑う犬

動物の意思疎通、人の表情に当たる部分は声(吠える・鳴く)であったり、身体を叩く(ゴリラやゾウ等)、シッポを振るなどのジェスチャーが主です。

つまり、生まれながらに喜怒哀楽を顔だけで表現できる人間の表情は、進化の過程で備わった素晴らしい能力だと言えます。

 

ではその事を踏まえて今回の症状、笑顔恐怖症について考えていきたいと思います。

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自分の表情が相手を不快にしてしまうと感じる対人恐怖症とは

まず人と接する事に恐怖や緊張を感じる事は、対人恐怖症(たいじんきょうふしょう)社会不安障害・SAD(しゃかいふあんしょうがい)等の心の病気だと言われています。

 

上記の2つは混同される事もありますが、実は違う症状であり、考え方、対処の仕方も異なります。

先日からの記事以降10回程に分けて症状別にお話しをして、最後にまとめ記事を作成しようと思います。

対人恐怖症とSADとの違いも最後のまとめまでご覧いただければわかって頂けると思います。

 

笑顔恐怖症・表情恐怖症

笑顔恐怖症とお伝えしていますが、大きくは表情恐怖症と言われており、自身の表情が相手を不快にさせてしまうのではないか上手く表情が作れているか等の不安に苛まれるという症状を指します。

その中でも笑顔を作るという事は仕事や恋愛、友人関係等の人付き合いの中で重要な要因になる為、一番症状が多いと考えられます。

 

具体的には、

・仕事で初めて会った得意先に挨拶をする時、自分の意志とは関係無く笑顔を作らなければならない時に上手く笑顔が作れていないと感じ顔が引きつってしまう、もしくは引きつっていると感じてしまう

・友人との会話の最中に、自分では面白いとは感じていないにも関わらず笑顔作らなければと笑った時顔が引きつる頬が痙攣したようにピクピクする、もしくはそのように感じてしまう

・好きな人の前では笑顔でいなければと無理に笑顔を作ろうとすると上手く笑えない、もしくは笑えていないと感じてしまう

・話している最中、テレビを観ている時、漫画を読んでいる時等に自分が笑顔になった際、周りのヒトからの視線を感じると今の自分の表情が変なのではないかと不安になる。

動揺笑顔

上記以外にも似たようなシュチュエーションはたくさんあるとは思いますが、どのような症状か分かっていただけましたでしょうか。

上の3つは多くの方が一度は経験した事があるのではないでないでしょうか、緊張からくる表情の歪み不安が大きく喜び」の表情を作りたいのに無意識に不安」の表情を作り出してしまうだと思います。

4つ目の症状は少し症状が重い方に現れるのかもしれません。

目の前に話し相手がいる訳では無く、友人がいる訳でもなく、ふとした時に自分の表情に不安を覚えます。

 

また、これは職業柄笑顔を作る接客業の方にも現れる症状で、これは自分の表情を相手に見せた際の相手の反応を直接感じる機会が多いからです。

つまり笑顔で「いらっしゃいませ」や「ありがとうございます」と一日に何百回も言うのですが、

そのお客様の中に「自分を見て笑う人」、「嫌そうな顔をする人」、「怒りの表情を見せる人」がいると、自分の表情はおかしいのではないかと感じてしまう事があるのです。

実際そのお客様が「笑っていた」のは友人と面白い話をしていたからかもしれません。

「嫌そうな顔」をしていたのはその人に辛い出来事があった直後だったからかもしれません。

「怒っていた」ように見えたお客様は実はその表情が素の表情、つまり普段の表情だったのかもしれません。

そういった実際は本人は関係ないにも関わらず、知らず知らずのウチにトラウマになってしまい症状が現れてしまう事があります。

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対処法

笑顔恐怖症で改善すべき点は、自分の意志とは関係ない時に自然に笑えないという事、そして自分の笑顔が相手を不快にさせてしまうのではないかと感じてしまう事です。

 

それでは症状が現れた時はどうすれば良いのか、まずは表情について考えてみましょう。

 

①表情とは生まれながらにして無意識に人が表現できる能力

②表情とは人が感覚的怒り、悲しみ、喜び、驚き、不安、嫌悪を表すもの

③表情とは顔の表情筋が作り出すもの

 

以上が表情の基本的な内容でしたね、それではここから改善策を考えていきます。

 

表情は本来無意識に現れるものです、

しかし先ほどの笑顔恐怖症の具体的な説明の際に、緊張からくる「不安」が表情を「喜び」ではなく不安にしてしまったとありました。

つまり緊張していて「不安な気持ちになっている時」に「上手く笑顔が作れない」のは人間の本能によるものなんです。

ではそんな時はどうすれば良いのか、解決策は1つではありません。

 

①意識を変える

まずは緊張している時、「不安な表情」にならないようにする事を考えます。

これは自分の笑顔、表情を変えるのではなく、自分の意識を変えていきます。

もしアナタが本能に忠実でどうしても不安な時に笑顔を作れないなら無理に笑うよう努力する前に不安を取り除くように努力してみてはいかがでしたでしょうか。

初めて会う仕事の相手には緊張するのは当たり前です、それではそのシチュエーションに不安を取り除くように配慮する事は出来ませんか?

例えば取引先がどんな人かわからない不安であれば、上司や職場の先輩から情報を得て相手の事を知っておく、もしくは自身で調べる。

そしてどのように話をするか練習する、この際の練習は緊張感が同じになる事が望ましい為、先輩等に協力して頂けると良いです。

 

また相手に良い印象を与えるのは笑顔だけではないと考える事も重要です。

もちろん第一印象はとても重要ですし、笑顔で挨拶できれば良いですが、自分の表情に不安があるのなら無理に笑う必要はありません。

まずは真剣な顔で挨拶をします、そして話の中で相手に笑顔を作らせるポイントを作っておきます。

これが先ほどの相手の情報を知っておく事が役立ちます。

仕事の内容で相手を喜ばせられれば良いですが仕事の経験が浅いうちは難しい為、相手の好きな趣味の話等をする方が無難でしょう。

 

自分の意志とは関係なく笑顔を上手く作れない事で悩んでいるのでしたら、まずはそのシチュエーションに笑顔が必要なのか考えてみてください。

上手く話をする

次は自分の笑顔が相手を不快に思わせてしまうと感じる人の場合の対処法です。

この場合は普段の生活の中で起こる為、上記のように普段は笑えるが緊張などの意志とは関係なく笑えないという事とは異なります。

それではその場合はどうすれば良いのか、

 

②表情をコントロールする

上記では表情は本来無意識だとお伝えしましたが、表情は人の意志でコントロールする事ができます。

しかし表情をコントロール出来たところで相手に不快に思われるという恐怖は消えないと思われる方もいるかもしれません。

はい、そう思われる通りすぐには消えないかもしれません。

しかし、表情をコントロールできるという自信がその恐怖を緩和してくれる可能性はあります。

 

今までの対人恐怖症の対処法でもお話致しましたが、原因を追求する事は困難であり、対処療法や心のケア等、様々な可能性を試していき対処していく事が重要だと考えられています。

私も自分の症状について様々なことを試しています。

勿論全てが上手くいった訳ではありませんが、試さすこともせず諦めるよりは私は良いと思っています。

 

それでは具体的な方法です。

まずは表情を作り出す表情筋を鍛えます。

①顔のパーツ(口、眉毛、頬、目など)を中心(鼻先)に集めるようにつぼめます

②3~5秒ほど①をキープした後は逆に顔の外全体に広げるように口を広げ、目を見開き、眉毛を上げるようにします

③目を閉じ眉毛を下げる感覚で眉間に力を込め3~5秒ほどキープ、その後目は閉じたまま眉毛だけを上に上げます

④次は口と頬を鍛える運動です。大げさに「あ・い・う・え・お」の口の形をつくります

⑤次は頬を鍛える運動です。頬を上に上げつつ口は横→縦と交互に広げます

⑥頬を膨らませる→頬をつぼめるを交互に行います

⑦顎を左右に動かすように口と頬を動かします

 

 

その後は笑顔を作るトレーニングを行います。

 

 

いくら表情や笑顔の練習をしても笑顔を作れないのではなく、自分の笑顔が人に変に思われていると感じているんだからトレーニングなんてしても無駄だと思われる人もいるかもしれません。

でも表情筋を鍛えた、笑顔の練習をしたという事実はきっと自信に繋がり症状を緩和させると思います。

 

その他の対処法では、認知行動療法というものがあります。

これは一旦自分の主観的な考えを落ち着かせ、自分自身を客観的に捉えます。

この時には親身に話を聞いてくれる人や先生等と会話をしながら自分自身を見つめ直します。

自分は何故相手を不快に思わせてしまうと感じるのか、何故その考えに至ったのか、検証しながら自分の行動を見つめ直します。
いかがでしたでしょうか

相手の気持ちを気にしてしまう対人恐怖症ですが、相手の気持ちを不安に思う心のケアは自身の身体・表情を改善する事で緩和されるかもしれません。

笑いたいと思っていない時に笑顔を作らなければいけないという事自体が不思議な事ですし、

表情筋の無い動物から進化して表情を得た人間が、その表情があるという事に苦悩するというのは悲しい話ですね。

それではまた

kohetora

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