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言いたいことが言えない病気?失語恐怖症とは

      2016/07/24


どうもkogetoraです。

 

今日は前回の言葉が出なくなる症状、吃音症に似ているのですが、少し異なる症状の失語恐怖症についてお話していきたいと思います。

吃音症の中の難発性の症状と失語恐怖症という2つは、どちらも人の前で言葉を発する事が出来なくなる症状です。

只、吃音症では脳の活性する場所の違いや横隔膜等、精神的な部分以外が原因になり得るとお伝え致しましたが、失語恐怖症の主な原因は精神的、心の影響が大きいのです。

その為、原因が特定できず、未だ明確な解決策が見つかっていない吃音症に比べると症状が緩和する可能性は高いと言えるのではないでしょうか。

トラウマ会社女子

 

以前の記事は

 

飲み込む音が気になる、唾が飲み込めない症状・唾液恐怖症とは

体臭を消したい、ニオイが気になる症状・自己臭恐怖症とは

手の震えが緊張や人からの視線で起こる症状・書痙とは

言葉が出ない、声が出せない、どもる症状・吃音症とは」等のお話をしました。

上記は抜粋ですので他の記事はトップからご覧頂けましたら幸いです。

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人の顔色を気にして言葉が出ない、言いたいことが言えない社会不安障害(SAD)とは

まず人と接する事に恐怖や緊張を感じる事は、対人恐怖症(たいじんきょうふしょう)社会不安障害・SAD(しゃかいふあんしょうがい)等の心の病気だと言われています。

 

上記の2つは混同される事もありますが、実は違う症状であり、考え方、対処の仕方も異なります。

先日からの記事以降10回程に分けて症状別にお話しをして、最後にまとめ記事を作成しようと思います。

 

対人恐怖症とSADとの違いも最後のまとめまでご覧いただければわかって頂けると思います。

また今回お話する失語恐怖症という症状は、どちらかというとSADの症状では無いかと思われます。

 

失語恐怖症(しつごきょうふしょう)・失声症(しっせいしょう)

まず最初にお伝えしておきたい事なのですが、失語症(しつごしょう)と失語恐怖症(しつごきょうふしょう)は異なる症状です。

まず失語症とは、脳への損傷(脳卒中や脳梗塞、交通事故等の外傷)があり、その影響により「話す事」、「聞く事」、「読む事」、「書く事」等の言語に関する障害が起こることを指します。

この場合はリハビリテーションや言語聴覚士によるカウンセリング、通院等で改善、もしくは現状維持を目指します。

脳への損傷が大きい場合では元の状態へ完璧に戻るかというと難しい部分はございますが、残った言語でどのようにコミュニケーションを取っていくかを考えていくようです。

 

それでは今回の本題である、失語恐怖症とは何かをお話していきたいと思います。

 

症状

①人との会話の際に言葉が出なくなる症状

最初の例としては初めて合う人、友人や知人に限らず人と世間話をする際の症状についてです。

この場合は、人との会話の中で「自分の発言はこの話に会っているのだろうか」「自分の発言はつまらないく、相手を退屈にしてしまうのではないか」「自分の発言で相手を不快にさせてしまうのではないか」等、自分が発言する事、言葉を発する事が悪いこと、してはいけない事だと思い込んでしまう症状です。

プレゼン失敗

②会議やプレゼン発表等で言葉が出ない、上手く話せない症状

こちらの例では単純な会話では無く、仕事等で起こりえる症状です。

練習では文章を読みながら話せた内容が、本番では文章が読めても声に出せない症状や、本番を想定した発表の練習を何度もすればする程上手く話せなくなる症状があります。

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原因

原因として考えられる事は主に過去の苦い体験、思い出、トラウマといったものです。

トラウマ少女

上記①のような私生活での症状では、知人や友人との会話中、自分の発言への相手の反応が自分の意図していない反応で返ってきた時。

つまり面白い話だと思って話した内容なのですが、相手からは嫌悪の表情をされた、否定的な言葉を浴びせられた等の体験がトラウマになっている可能性があります。

この場合は、会話中に話せる話題が起こったとしても声がでない、頭では話す内容や話す順番まで思い浮かんでいるのにも関わらず口から言葉が出てこないという症状です。

 

ここまでお話すれば大体の察しがつくかとは思いますが、②の場合では以前の会議やプレゼンでの失敗がトラウマとなり、「次も失敗するのではないか」「また自分の意見は否定されるのではないか」と強く心の中で思い込み、無意識に発言する事を避けてしまう症状です。

 

多くの人は様々な場面で失敗をします。そしてその失敗から何かを学びとり次の成功へ繋げようとします。

しかしSAD(社会不安障害)の症状が現れると、前向きに考える事が困難になり悪い方へと意識が向かいます。

 

また、頭では前向きに考えられていると思うようにしても、いざその場面になると症状が現れてしまうケースがあります。

これは無意識のうちに表面上では嫌な記憶を消して楽になっているのですが、深層心理では引きずっているのだと言えます。

 

対処法

対処法では、以前の対人恐怖症のお話でも記載致しました、認知行動療法という方法が挙げられます。

認知行動療法とは、自分の主観的な考えを一旦落ち着かせ、客観的に自分自身を見つめ直すという事です。

具体的な方法では、特定の相手(家族や専門医)と話をし、今までの自分の行動で症状を感じる時はどのような場面で何故そうなったのか、その場面での自分の発言内容は実際適していたのか、それとも間違っていたのか等を検討していきます。

カウンセリング先生

①のような私生活での話では、そもそもの原因だと思われる自分の発言への相手の反応は何故起こったのか、自分の発言のどこが間違っていたのか、どこを変えて話せば良かったのかを検証していきます。

②の時は会議での失敗、プレゼン発表での失敗の原因を第三者と一緒に検証しながら自分の行動を見つめ直します。

自分自身を知り、再確認し、何が必要なのか、どこまで気にする事が必要なのかを考える事が出来れば改善に繋がると考えられます。

 

いかがでしたでしょうか。

今回は前回と関連した内容でしたが、主に精神的な部分が大きい為、うつ病や他の対人恐怖症等と併発してしまう危険性もあります。

吃音の話でもそうでしたが、今まで出来ていた事が急に出来なくなる=突然話す事ができなくなるショック、心のダメージは本人にしかわかりませんが、私はとても大きいものだと思います。

実際私自身も吃音の症状が出ると「どうして自分だけ」「こんな辛いおもいをするくらいなら……」と思ってしまいそうになります。

そうならない為にも自分だけで解決しようとせず、相談できる家族や友人、医師や上司等を見つける事が大事です。

「そんなすぐには見つからないよ」と思われるかもしれませんが、見つけようと思わなければみつかりません。

「誰かがいつか助けてくれるはず」「いつかは治るだろう」という考えは一度捨てたほうが良いと私は思います。

今の私には相談の出来る相手が近くにいる為、助け合いながら生きていますが、もし1人ならどうなっていたかはわかりません。

言葉が上手く話せないという症状だけに会話をして自分を伝える事はより困難だと思います。

只、どうか症状に負けないで欲しいと私は思っています。

 

それではまた

kogetora

 

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 - 心理・健康, 精神・心の健康