人が恐いと感じる症状・対人恐怖症・SAD(社会不安障害)とは・症状まとめ一覧
2016/07/30
どうもkogetoraです。
現代人の悩みの1つとして、人と上手くコミュニケーションを取る事が挙げられると思います。
人と上手くコミュニケーションを取るとは言っても、実際はどのようにすれば良いかは難しい問題ですよね。
自分では上手く出来ていたとしても、周りからすれば変に見えていたりする事もあるでしょう。
そして、自分の行動(会話や行動等)を誰かから指摘された事をトラウマと感じてしまったり、無意識に苦手意識を持ってしまったりする事があります。
そうした事が原因で、人と上手くコミュニケーションを取るはずが、逆に苦手になってしまう事が今の世の中には多いようです。
対人恐怖症・SAD(社会不安障害)とはどんなものなのか
先日から対人恐怖症(たいじんきょうふしょう)とSAD(社会不安障害)についてお話してきました。
この2つは、人とコミュニケーションを取ることが困難になってしまう症状であり、それに伴って普段の生活にも影響を及ぼす現代病の1つだと言えます。
情報化社会にある現代の生活の中で、人とのコミュニケーションは希薄になりつつあります。
複雑化してきた現代のコミュニケーション方法は、良くも悪くも影響を及ぼしている事は事実だと思います。
事実、人を目の前にせず物を買い、仕事をし、生活する事が出来つつある現代では、無理に人とのコミュニケーションを取る必要がなくなってきています。
顔が見えないネットの世界では誹謗中傷は当たり前になり、現実の世界でもその流れが持ち込まれ、自分のある行動が知らず知らずのうちに人を傷つける事を実感出来ない人が増えているのかもしれません。
それが上記の対人恐怖症やSADに繋がっている可能性はあると思います。
只、情報化社会の今だからかこそ、症状に困っている人達の現状を知って貰える、また現在症状に困っている人へ1人では無いと伝える事が出来るのだと思っています。
下記に対人恐怖症とSAD(社会不安障害)の症状をまとめました。
この2つは混同される事もありますが、実は違う症状であり、考え方、対処の仕方も異なります。
下のまとめでは対人恐怖症とSAD2つに分けてご説明していますので、ご覧頂ければなんとなく感じてもらえるかと思いますが、対人恐怖症は「特定、不特定の相手の気持ち、心の中(自分の行動、言動をどう思っているのか)を気にしてしまい」症状が起こります。それに比べてSAD(社会不安障害)では、「自分自身が上手く出来るだろうか、また失敗してしまうのでは無いか、失敗するのが恐い」という気持ちから症状が起こる事が多いです。
つまり対人恐怖症では他人中心の考えが影響しており、SADでは自分中心の考えが影響していると考えられます。
人の気持ち・心の中が気になってしまう対人恐怖症まとめ
「電話できない、でたくない症状・電話恐怖症とは」
電話は仕事の場でも私生活でも使う機会は多いですよね。
ましてや携帯電話、スマホは持っていない人がいない程に普及しています。
そんな使うのが当たり前になってきている電話ですが、電話する事が恐いと感じる、電話がかかってくる事を恐いと感じる症状があります。
一昔前までは、目の前の相手に直接話しかける事が多かったですが、今では相手の顔を見ること無く話す、連絡をとる事が可能になっています。
そんな生活の中の進歩が逆に人の心に影響しているのは少し残念でもありますよね。
「視線を感じる事が恐い症状・視線恐怖症とは」
人は知らず知らずのうちに何かを見ています。それは物であったり動物や風景、そして人であったりします。
只、そんな人の視線が誰かを苦しめているかもしれないという事を知っていますか?
人からの視線というものは、思いの外見られている側は感じているのだと思います。
そんな視線が人を緊張させ、動揺させ、硬直させてしまう症状があります。
「人と雑談するのが苦手、恐いと思う原因と対処法とは」
人と他愛もない話をする時に緊張したり、話す内容を必死で考えたりする事はありませんか?
相手からすればそこまで気を使って話さなくても良いと思われているかもしれませんが、本人は必死に話題を考え、話し方を気にします。
そしてその緊張から、会話する事自体に恐怖を感じるようになってしまいます。
「目をそらす、相手の目を見て話せない症状・正視恐怖症とは」
子供の頃には良く「話をする時は相手の目を見て話しなさい」と言われていませんでしたか?
会話をする時は相手の目を見て話す。
そんな普通にしてきた行動ですが、自分の視線が相手を不快にしてしまうのでは無いかと感じる人がいます。
目を見る事が相手を不快にしてしまいそうで目を見れない、細めてしまう。
そんな症状が正視恐怖症です。
「顔が赤くなる症状・赤面症とは」
テレビアニメのキャラクターの表情として、恥ずかしい時、照れている時には頬が赤くなる表現がされますよね。
それは現実の人間の表情の特徴を捉えているのだと思います。
しかし、その顔が赤くなるという症状が普段の生活の中で多発し、人から非難される事がある事を知っていますか?
症状に苦しんでいる人以外も顔は赤くなる事はあるのですが、対人恐怖症として取り上げられる背景にはどんなものがあるのでしょうか。
「自分の顔が嫌い、外見に違和感を感じる症状・身体醜形障害とは」
美しくなりたい、格好良くなりたいと思うのは誰もが感じる事ではないでしょうか。
只、そう思う事自体に終わりはあるのでしょうか。
そしてそう思う事は、現状の自分自身に何か問題を感じているからなのかもしれません。
今の自分を良くしたいという思いが、今の自分は醜い(みにくい)と感じてしまう事があるかもしれません。
「上手く笑えない理由とは、表情が気になる症状・笑顔恐怖症とは」
笑うという行動は人が自然にする行動ですよね。
実は感情表現として笑う事が出来るのは人間だけに備わった能力だということをご存知ですか?
そんな笑うという行動は、人とのコミュニケーション以外にも仕事の上でも重要な要因になっています。
そして笑う事、笑顔を作る事を強要される世の中になっています。
「飲み込む音が気になる、唾が飲み込めない症状・唾液恐怖症とは」
人が周りにいる時にお腹が鳴ると恥ずかしいと思いますか?
自分自身の行動や言動は意識的に制御できる事ばかりではありません。
生理現象の中には自分では抑えられない事もあります。
その中でも音に関する事を気にしてしまう人が多いです。
そんな音に関する生理現象が相手を不快にしてしまうと恐怖する症状の1つが唾液恐怖症です。
「体臭を消したい、ニオイが気になる症状・自己臭恐怖症とは」
加齢臭なんていうものも一時期流行りましたが、そもそも体臭とはどんなものかご存じですか?
そして体臭というものは本当に悪いものなのか考えてみましょう。
自分自身の行動への不安、トラウマが影響するSAD(社会不安障害)とは
「手の震えが緊張や人からの視線で起こる症状・書痙とは」
緊張すると手や足が震える事はありませんか?
只、それを制御する事は困難ですよね。
また震えの中にも緊張や不安等、精神的な事が原因では無いことも知っておくと良いと思います。
「言葉が出ない、声が出せない、どもる症状・吃音症とは」
世の中には未だ原因や治療法が解明されていない症状が多くあります。
そんな症状の1つであり、対人恐怖症やSADという訳ではなく、症状を悪化させてしまう可能性のあるものとして取り上げている症状です。
また、私自身も苦しんでいる症状であり、少しでも多くの人へ知って頂きたいと思っています。
「言いたいことが言えない病気?失語恐怖症とは」
言葉という物は難しいものだと思います。
使い方、使う場所を間違えると、伝えた相手を不快にしたり、困惑させてしまったりします。
そんな使い方、使う場所を悩み、話す事自体が恐くなる症状が失語恐怖症です。
いかがでしたでしょうか。
今回まで症状別に12回に分けてお話してきましたが、実は上記以外にも恐怖症と言われているものは存在します。
そして今後新しい症状が増えていく可能性もあります。
これは現代の人の心の病気、精神的な問題が増えているという事では無く、今の世の中では人の心の状態、人の内面への関心が高まっているからだと思っています。
なので人との関わりは希薄になりつつある現代ではありますが、1人で悩まず誰かを頼る事が大事だと思います。
それではまた
kogetora